最初に決めるのは、動画の長さより「誰が、どこで、何を理解するか」です。ブースで関心を持ってもらう映像と、商談で仕様を説明する映像では、必要な情報が変わります。出展製品、会期、上映機器をそろえてご相談ください。
ブース上映・商談・会期後で、見せる情報を分ける
| 使う場面 | 伝えること | 次の行動 |
|---|---|---|
| ブース前の上映 | どんな課題に対応する製品・技術なのか。加工前後や動作を、字幕でも理解できる形にする。 | 説明員への質問、展示物の確認 |
| 説明員との商談 | 設備の動き、工程、対応できる仕様。説明員が必要な部分を選んで示せる構成を考える。 | 仕様の相談、サンプル・資料の確認 |
| 会期後の製品ページ | 会場で紹介した製品を再確認できる内容。動画と製品ページの表記をそろえる。 | 担当窓口への問い合わせ、次回の打ち合わせ |
一本ですべてを兼ねる前に、会場用と商談用で共通する映像を選びます。別の長さ・画面比率・言語が必要なら、初めの見積もりで本数と制作範囲を分けておきます。
金属加工・部品メーカーの構成例
例えば「外から見ただけでは加工の違いが分かりにくい部品」を紹介するなら、次の順序が一つの案です。これは撮影を検討するための企画例です。
- 使われる場面:その部品が何を支えるのか、公開できる用途から示す。
- 加工前後:素材と完成品を同じ視点で見せ、注目してほしい箇所を示す。
- 工程:動作や作業を撮影し、見せたい技術と関係する場面を選ぶ。
- 確認できる仕様:対応材質・寸法など、社内で確認できた情報だけを字幕にする。性能比較には条件を添える。
- 相談先:何を相談できるかと、製品ページや担当窓口を案内する。
撮影前に、取引先名、図面、機械の画面、未発表製品が映る範囲を確認します。半導体関連の設備や工場でも、公開範囲と入場条件を先に整理します。詳しくは部品メーカーの営業・展示会の撮影計画と半導体関連企業の撮影前の確認をご覧ください。
音が聞こえない会場と、上映機器の確認
音声だけに説明を任せず、社名、製品名、何を見てほしいかを字幕でも伝えます。画面の大きさ、見る距離、縦横の向き、繰り返し再生の方法を会場または機器の担当者と確認してください。
- 途中から見た方にも、扱う製品と主題が分かるか。
- 字幕と図の細部が、予定する距離で読めるか。
- 会場の機器で再生できる形式・解像度・音量になっているか。
- 通信が使えない場合に、手元のデータで再生できるか。
- QRコードを使う場合、実際の画面と距離で読み取れるか。
会期から逆算する制作と社内確認
出展日だけでなく、会場へのデータ提出期限、機器での試写日、製品仕様の確認日を共有します。出演者や設備の稼働日、公開承認に必要な期間も撮影前にそろえます。
企業紹介・採用動画の制作期間は通常2〜3ヶ月が目安です。展示会用の製品実演やCG、複数の制作物がある場合は、工程と確認体制に応じて日程をご案内します。詳しい進行は動画制作の依頼から納品までの6工程をご確認ください。
制作費の比較でそろえる項目
撮影する拠点と日数、本編と短尺版の本数、字幕・ナレーション・CGの範囲、縦横の展開、社内確認と修正の条件をそろえると、複数社の見積もりを比較できます。
Ahareの企業紹介・採用動画は、企画構成・撮影1日・2分尺1本で80万円〜税別が参考条件です。展示会の製品紹介をこの金額に一律に当てはめず、実演や図解などの内容を確認してお見積りさせていただきます。愛知・三重は出張費なし、その他の地域は移動費・宿泊費を別途お見積りさせていただきます。
展示会動画の依頼書を準備する
会期、見せたい相手、製品・工程、上映環境、必要な制作物、ご予算、確認体制を分かる範囲で記入してください。未定の欄を残したままご相談いただけます。
登録不要のテキストファイルです。ダウンロードだけで記入内容が送信されることはありません。
会期後に確認する数値
動画の上映回数と、ブースへの来訪・製品ページへのアクセス・実際の相談を分けて記録します。QRコードのアクセスは動画を見た人数そのものではありません。動画を変更したほかに、ブース位置や説明員、出展製品なども変わっていれば、相談の増減を動画だけの効果と決めないようにします。
会期後に同じ映像を使う場合は、会期や特別条件の表記が残っていないかも確認します。製品ページには、映像で紹介した内容と相談先をそろえておきます。